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文档简介

不具合(クレーム/品質異常/設備故障等)再発防止のために

~リスク分析を使ったQC工程表の見直し~2011年5月6日ローム株式会社品質保証部1.製造現場でこんなことが起こっていませんか?1顧客要求品質保証部要求製造部要求ROHMQC工程表設備QC工程表工場管理の妥当性が分からない・・・管理の追加要求大量の管理項目キャパを越えた管理管理の追加・QC工程表と現場の乖離・管理漏れの発生・設備故障、品質異常、クレームの再発⇒納期トラブル対策で管理項目の追加結果‥‥‥管理根拠が不明確なまま、次々と管理項目を増やし(増加させられ)、現場との乖離・悪循環が起こる(本当に実施しなければならない管理項目ができなくなっている)1顧客要求品質保証部要求製造部要求ROHMQC工程表設備QC工程表工場管理の妥当性を根拠を持って判断!!!管理の追加要求適切な管理項目キャパに見合った管理必要な管理の追加・管理精度、生産性の向上・技術の蓄積・設備故障、品質異常、クレームに対する適切な対策・情報の共有⇒全員、同じ視点結果‥‥‥

リスク分析に基づいた管理根拠を明確にすることにより、無駄な管理を省き、必要な管理を適切に行うことで、管理精度・生産性の向上が図れる。また、管理根拠を明確にするためのリスク分析により技術ノウハウの蓄積も図れる。代用管理の提案代用管理の提案22.リスク分析を使うとこんなことが出来る!リスク分析【リスク分析とは】QC工程表に合理的に管理項目を導入するための手法であり、簡易的なFMEAでもある。文字通り不良・故障によるリスクを明確に算定することにより、無駄な管理を省き、必要な管理を適切に行うために用いる。尚、リスク分析のためには事前に組織機能横断チームによる不良要因マトリックスの作成が必要である。

【目的】①クレーム、品質異常、設備故障などの発生に対し、リスクを明確にして、管理項目を標準書(QC工程表)に導入する。結果的に無駄な(リスクの小さい項目についての)管理を省き、必要な管理を適切に行う。②各不具合について要因分析から対策実施、管理項目までの落とし込みを体系的に行うことで管理文書の中に技術ノウハウを蓄積していく仕組みが出来る。③②を継続的に行うことによりクレーム(不具合)終結のための歯止め実施の仕組みを習慣化出来る。

【期待効果】①明確にリスクを見積もったうえで管理項目を導入することにより、クレーム、品質異常、設備故障などに対し再発しにくい管理体制構築出来る。

②確実に文書として技術ノウハウの蓄積が行えるようになり、技術伝承のレベルが上がる。

また、全社でこの技術ノウハウを共有すると、他部門事例も問題解決に使えるようになる。③適切な工程管理状態になることで、管理精度・生産性の向上が図れる。33.リスク分析実施の目的と期待効果

1.実施工程(加工点)の選定、あるいはクレーム・品質異常発生工程の特定

2.該当工程のQC工程表の管理スタッフ(*1)(APQPチームと呼ばれる組織機能横断チーム)の召集目的:各職務の有識者が集まることにより、この後、行っていく要因の洗い出し、リスク分析の精度を高める。

*1.:QC工程表が管理されていない状態の場合は、経験、知見のある製造・技術・設備・QCスタッフを招集。4.リスク分析実施手順:①実施工程の選定とAPQPチームの編成43.該当工程(加工点)の現場で不良モードと要因を洗い出し、不良要因マトリックス作成目的:管理項目の抽出実施ポイント:洗い出しについては、現場の設備を前にして行う。マトリックスの作成は事務所に戻ってから、行えば良い。また、考えが固定化されないよう洗い出しを行う際はQC工程表を持たずに実施する。可能性のある部分についてナンバリング

要因系不良モード可能性のある要因について、不良モード毎に番号を付与できるだけ具体的に記載54.リスク分析実施手順:②不良要因マトリックスの作成4.不良項目ごとに抽出された要因について、リスク分析目的:抽出された要因について、現状の管理方法を踏まえて、危険性の判定を行い、管理方法・レベルを見直す、あるいは決定する際の基本データとする。ポイント:発生頻度(不良発生の可能性)の点数については、品質異常、設備故障記録、アラーム等のデータを参考に決定していく。故障の致命度(顧客に対する影響)の点数については、顧客で発生した際の迷惑度で決定する(品質保証部で決定)。故障の影響度(故障検出の可能性)の点数については、自工程完結の考え方で決定していく。O=発生頻度(不良発生の可能性)S=故障の致命度(顧客に対する影響)D=故障の影響度(故障検出の可能性)R=危険性(O×S×D各々の数字の積)O:発生頻度

S:故障の致命度

D:故障の致命度OSDR不良項目毎に抽出された要因※上記、ランクは参考とする。詳細なランクについては、別途決定が不良都度見直し64.リスク分析実施手順:③リスク分析の実施5.工程FMEAの作成目的:不良の要因となる項目について、現状の故障の予防/検知方法、リスク分析から得られたリスクを記載し、ポイント:Preventive(予防)/Detection(検知)に分けて、考える。不良モード要因系現状の故障の予防/検知方法をリスク分析リスク分析から得られた値を基に改善計画を立案、記入74.リスク分析実施手順:④工程FMEAの作成6.QC工程表への導入目的:リスク分析から必要な管理項目を判断。QC工程表/設備QC工程表へ、反映し、現場管理の項目を決定。QC工程表設備QC工程表マトリックス分析、リスク分析を行った結果に基づいて、改善計画を検討し、工程FMEAを作成・制定。改善計画・実施事項をもとにQC工程表/設備QC工程表を作成・制定。84.リスク分析実施手順:⑤QC工程表への導入7.導入後の監視の仕組み、効果確認の仕組み構築<監視の仕組み>・QC工程表の改訂に伴ない、作業標準書の改訂、現場教育等の<監視項目の決定>

-考えられる監視項目-設備アラーム、設備故障MTBF、スループット、製造バラツキ等94.リスク分析実施手順:⑥導入後の監視、効果の検証5.大連工場(REDA)での取り組み事例①現場で、不良モードに対する要因の抽出②要因に対するリスクの分析③リスク分析のレビュー④QC工程表審議10ー補足資料ー11QC工程表とは

1.顧客との品質契約書の1つ

2.工程管理の計画書(ControlPlan)ロームにおいて、QC工程表/設備QC工程があるが。。。

QC工程表とは・

製品を管理するために日常的に実施する(製品管理計画書)設備QC工程表とは・

設備の予防・予知(予防・予知計画書)12QC工程表と設備QC工程表の概念QC工程表への反映(現行QC工程表との比較)工程FMEAからQC工程表への管理項目絞込みの考え方洗い出された要因系の全項目発生度低致命度低検出性高リスク低(管理不必要)設備QC工程表(PM点検)項目●選考第1条件安定性がある保全難易度が高い●選考第2条件発生度低致命度中~高検出性中~高リスク中(中長期的管理が可能)リスク高(短期的管理が必要)QC工程表(始業点検・ロット毎点検)項目/日常管理項目先ずは予防保全管理を行い、問題解決毎に予知保全を追加していく必要があるFMEA要因項目≧QC工程表要因項目+設備QC工程表要因項目洗い出した全てのリスクを工程FMEAに残す(後で見直すことが可能)問題解決毎に予防保全に予知保全をきっちり追加していく⇒問題発生毎にマトリックス、工程FMEAに立ち返る予防保全:設計値に基づいた保全活動予知保全:ノウハウ、プロセスデータ、過去トラから、予測して行う保全活動発生度中~高致命度中~高検出性━13工程FMEAからQC工程表へ管理項目を落とし込むときの考え方QC工程表/設備QC工程表制定リスク分析/危険性評価(見直し)工程FMEA作成(見直し)結果系と要因系マトリックス検証/作成(見直し)関連標準・帳票の制定教育量産導入継続監視再発

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