精益生产改善事例

1TSW部品メタル加工プレス生産性改善ALNB2021.05発表者：TSW部品李浩杰2021年5月11日第14回TIE自主研発表資料1．背景と選定理由・TSW中華圏拡販GTBによりSKSV・SKSW新機種展開が計画されていますが、既存固定接点加工プレス設備能力が缺乏、生産性upが必要・TSW部門業務方針とロジックツリー指標より、省人化・多台持ち改善、生産性改善取組みを徹底追求しなければならない背景新機種展開で7月から固定接点能力缺乏能力余裕現在可動メタルとフレーム余裕持つ分を使い回し16上期新機種展開で7月から固定接点能力缺乏分をカバー埋めて行く計画〔メタルとフレーム設備集約捻出〕2．製品紹介TACTSwitchTMHome、Mobile市場、Automotive市場Industry、Healthcare＆Energy市場TSWが広く使われているフレームステムメタルハウジングコンビ〔固定接点〕TACTSwitch性能に関わるメタル加工のプレス工程を対象し活動を取組む3．メタルプレス加工流れプレス曲げ絞り抜き切断プレス加工の種類コイル材送り装置高速プレス（+清浄装置）リール巻き取りメタル加工流れイメージ図メタルの感触性能図4．プレス金型改善沿革Point5．現状分析ー能率就業時間：12H〔720min〕負荷時間：10H〔600min〕稼働時間：8H〔480min〕※メタル加工プレス工程1台1直当たり・段取り〔機種切替〕：80min・金型/設備修理：30min・立上げ〔浄水交換〕：10min・食事＋休憩：90min・朝礼：15min・5S：15min〔3回〕価値時間：7.2H〔435min〕時間稼働率：80%性能稼働率：90.6%〔直1000Kpcs2300spm〕良品率：97%設備総合稼働率：70.3%PointPointPoint：段取り替え時間短縮および回転数Upをチャレンジ―※固定接点・フレームよりメタル設備の金型修理が少5．現状分析ー段取り〔1〕①材料切り②金型取出③絞り切替④金型取付⑤材料通し⑥調整⑦性能測定初物検査⑧日報記入・材料取出・金型固定・洗浄通し・リール取付・下死点・リリース量・送り量・グリップ力・S/F/C調整60s300s240s450s250s600s300s120s■メタル機種段取替え作業※ベテラン段取り1回当たりの作業時間〔平均値〕1回当たり段取り時間：40min5．現状分析ー段取り〔2〕内段取り38分〔95%〕外段取り2分〔5%〕調整作業の内訳Total:40分感触性能調整段取り時間TOP4・調整、金型扱い、材料通し、性能測定作業が段取りのTOP4〔82.5％を占めている〕・調整作業においては感触性能調整が一番長い5．現状分析ー段取り〔3〕－内段取り調整作業9下死点高さ調整

上下金型隙間確保がPoint送り量

部品寸法確保S/F/C感触性能第1,2絞り出力と性能バラツキ関係リリース

送りカムタイミング校正グリップ力グリッバとクランバONタイミング上下死点SW“アンロック〞・下死点基準値調整設定・0.2mmスペーサ確認・SW“ロック〞・手動90度回し・クランバoffミスフィード防止の調整3要素・材料入れグリップ力よりスペーサ調整・手動180度・送り量基準にてダイヤル調整・手動120度クランバOfｆ・材料使って0.5mm移動範囲で角度調整リリース内蔵式〔2021年改善〕従来調整不可で金型取り出し絞り交換〔実力：平均2回〕改善余裕があるか？金型取り出し・取り付け時間短縮へ5．現状分析ー段取り〔4〕－金型扱い関係Power

off、プレス停止（10s）型合せoff、上死点へ調整（80s）フライホイ-ル停止後固定ネジ緩み（160s）金型取り出し（50s）プレス停止型合せoff金型取出型緩みフライホイール停止金型取り出し金型取り付け型面清掃、上死点へ〔70s〕型合せoff、下死点量調整〔40s〕手動調整160-200°間往復各3回/上下型、180°合せ〔320s〕手動上死点迄止め、稼働準備〔120s〕取り付け準備金型取り入れ金型取付180°調整(300s〕(450s〕課題：①金型取り出し型緩み前フライホイール停止の待ち時間発生、及びネジ緩みも遅い②取り付けの180°合せ160-200°間往復各3回計6回/上下型発生簡単にできないでしょうか5．現状分析ー段取り〔5〕－材料通し作業通しにくい局部スポット溶接機導入で機種切替や材料交換時材料通し時間減〔▲90s/回減〕金型修理時金型に通さなくも作業できる方法がないか？スポット溶接機を導入しても金型修理交換時材料切りが必要修理後金型にまた通しが必要5．現状分析ー段取り〔6〕－性能測定治具でメタルフープ切断顕微鏡で部品ズレ確認部品セット修正測定機セット感触機校正測定実施測定OK迄プレス稼働停止〔稼働率影響〕内段取り作業として感触測定機も汎用のため待ち時間発生内段取り時間削減or内段取り→外段取り転換へできないか？初物検査後メタルS/F/C感触特性測定を行い、測定OKから連続加工が可。S/F/C判定NGの場合金型外して絞り交換を繰返し作業が発生〔一発完動がPoint〕5．現状分析〔7〕－回転数再起動による変化回転数に応じて作動力が上昇作動力復帰力クリック率回転数増加したらクリック率は下限になる回転数アップしたら感触性能が不安定でバラツキ大きくなる〔設備温度増〕

5．現状分析まとめ段取り替え〔1〕．金型扱い〔取り出し、取り付け〕・固定ネジ緩み時間かかり・トライホイール停止待ち時間発生・上下型180°調整往復計6回作業〔2〕．材料通し・金型に通して調整時間が多く発生〔⇒通さなくても作業できる方法〕〔3〕．感触性能測定・内段取りとして測定中の設備が停止、測定待ちもあり、設備稼働率を影響・NGの場合金型取り出し絞り交換を繰返し発生〔絞りだけ交換〕〔4〕．調整・感触性能調整時間と回数も多く発生〔平均2回が、1日以上もある〕回転数〔1〕．設備本体と送り装置温度増、加工条件に影響〔2〕．感触性能が不安定になり、クリック率は下限金型の構造変更ができないか？〔固定方式、締付具採用〕機能別分割温度制御、加工条件安定と最適化で回転数UP6．改善方向性外段取り内段取り外段取りの改善仲介治具の採用調整の排除機能的標準化の採用機能的締付具の採用並行作業の採用機構的改善の採用内段取りの改善内より外に分化明瞭な分化①②③④⑤⑥⑦⑧内より外への転化＜段取り改善Point＞＜Step1>①機能の標準化ー分割小型②機能的締付具ー固定方式＜Step2>①感触性能調整をなるべく内より外へ転化〕〔仲介治具採用事前に調整〕＜Step3>①感触性能測定Inline化〔インターバル検査レス、〕測定待ち時間をなくす方向性シングル段取り改善を目指し改善を行っていく！7．改善の目標設定新機種展開固定接点能力缺乏分をカバー埋めるため段取り改善前改善目標Step140min/1回当たり・1人30min/1回当たり・人Step2,3迄30min20min/1回（▲20min）メタル加工プレス機稼働率：80%〔平均実力〕→85%回転数改善前改善目標設備本体・送り温度Max50℃30℃回転数2300-2500spm2800spmメタル能力：2.2→2.6億個/月・メタル加工プレス1台捻出でフレーム、固定接点へ流用・メタル1人2台持ち→3台〔省人化3名＝1人当たり生産性△４２％増〕178．改善計画改善項目

1月2月3月4月5月6月7月8月9月1．小型化金型展開・金型取組み・設備改造

(クランプ8本追加)2．感触性能調整を外段取り化検討3．感触測定インライン化検討

4．回転数アップ改善

(2300s→2800sへ)・トルクモータ速度調整・テンション装置改造・グリッバー(下型)改造・送り装置温度改善・プレス機本体温度改善スケジュール(2021年度)3/M量産開始15期から展開開始6/E完了予定9/M完了予定9．改善事例紹介1ーStep1：金型機能分割の小型化メタル金型切替や感触性能調整時90%は絞り交換切替を行い絞りのみ交換切替が済ませないか？感触性能NG時材料を切って金型を外し絞り交換を行う機能分割ECRS

原則発想従来QDC金型小型分割式絞り交換時材料を切らなくそのまま外すことができるその後の材料通しは不要抜き部絞り部小型化/分割型による段取り時間短縮＆材料費削減も実現従来ネジ固定を油クランプロック式変更、ネジ締め作業が無くせる・段取り時間40min→27min・メタルスト通2%、プレス全体0.2%良化〔5メートル調整ロス削減、〕9．改善事例紹介2ーStep2：感触性能調整の外段取り化現行感触性能調整手順①金型外して絞り交換金型取付試加工性能測定連続加工OKNG平均2回、1日以上もある仲介治具の採用改善案：7月~運用計画①金型外して絞り交換②専門ハンドプレスに試作③感触性能測定④OKの場合プレス加工確認（初物検査）⑤連続加工内→外段取り化設備稼働時間5分増〔予想〕9．改善事例紹介3ーStep3：感触測定のインライン化改善前◆ｲﾝﾗｲﾝ感触測定機への置換〔ｲﾝﾀｰﾊﾞﾙ検査の排除〕改善案〔16上期予定〕ﾌﾟﾚｽ連続加工中に50K個毎に自動で感触測定を実施感触測定機ﾌｨｰﾘﾝｸﾞｶｰﾌﾞ作動力復帰力ｸﾘｯｸインライン化変更によるOP作業時間短縮(3台持ち)も実現が可能段取り作業時間△5min削減〔見込み〕※設備投資30KRMB×3台〔+2台活用〕規格外の場合機械停止9．改善事例紹介3ー段取り改善まとめ40min27min〔Target:30〕〔20min〕Step1Step2,3①材料切り②金型取り出し③絞り切替④金型取り付け⑤材料通し⑥調整⑦性能測定⑧日報記入△3分△5分△3分△2分△2分△5分9．改善事例紹介4ー回転数up〔1/2〕回転数up制約された条件はプレス本体および送り装置加工温度増〔加工油粘着度を低下影響、絞りポンチ摩耗しやすくなって感触性能が不安定〕プレス本体と送り装置の温度増抑制がPointプレス本体のオイルは冷却装置【水循環装置】および送り装置加工油冷却装置増設※設備投資：・水冷却2000元/台・油冷却15000元/台計102K〕改善後改善前3000万パンチ6000万パンチ絞りポンチ寿命延長9．改善事例紹介4ー回転数up〔2/2〕232800spmでも感触性能が安定2800spm加工条件の最適化整備改善後〔クリック率改善前10．効果まとめ段取り改善前改善目標実績Step140min/1回・1人30min/1回・人27min（▲13min）メタルスト通+2%、全体+0.2％Step2,3迄30min20min（▲20min）9月迄回転数改善前改善目標実績設備本体・送り温度Max50℃30℃28.7℃（▲21.3℃）回転数2300-2500spm2800spm2800spm○○○メタル稼働率3%増：80%→83%小型及び回転数up横展開の効果シミュレーションによる7月からメタル設備1台捻出が可能固定接点能力缺乏分をクリア―できる見込み〔固定接点能力1.2億個→1.4億個〕Step1迄＋回転数Up総合改