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文档简介

Vライン式射出成形機講習会(加賀スクール版)㈱ソディックプラステック

成形技術部SodickPlustechVライン機スクール応用コース

研修時間初日13:00~17:002日9:00~17:003日9:00~15:00(解散)昼休み時間

12:00~13:00まで喫煙場所通路、工場内の自動販売機横お車以外でお越しの方は、宿泊場所のソディック研修センターまでお送り致します朝のピックアップ時間は8:50ごろ第1日工場をご案内致しますVライン射出成形機の特徴と構造について射出条件と速度・圧力波形第2日成形機の操作方法、射出補助機能について成形実習にて、各機能の設定方法を確認最終日成形実習の続き&まとめ確認のための筆記試験と修了書の授与Vライン機スクール応用コース

Vライン射出成形機の開発経緯 当社は放電加工機メーカーである㈱ソディックの一事業部として発足した。工作機械メーカーならではの発想で、機差の無い射出成形機を創り、金型から成形品までの“物作りの手助け”の一環として安定性・再現性の高い成形機の開発に1988年から着手した。インライン方式に限界を感じ、従来安定成形と言う点で優れた機構であったプリプラ方式に、色換え性などの欠点を改善した機構の発明や専用の制御方法を開発し、新しいプリプラ方式のVライン射出成形機が誕生した。射出成形機の原理と基本性能射出成形機の役割は、プラスチック材料に熱と圧力を加えて溶融し、流動状態になったものを金型内の空間に高圧・高速で流し込み、固化させて所望の成形品を比較的短時間作ることで、安定した品質で製造できることが重要である。項目A圧力熱溶融射出成形機の原理と基本性能一定温度可塑化一定密度の計量一定時間で一定量充填一定時間を一定圧保持安定成形を得るための基本性能とは、電動ハイブリッドVライン可塑化・射出方式アキュームレータ油圧サーボ射出装置可塑化モータ可塑化シリンダ可塑化スクリュ射出シリンダ射出プランジャエンコーダ(リニアスケール)逆止シリンダリニアサーボバルブ圧力センサ計量の安定

インライン方式インライン方式は、樹脂がスクリュを下げようとする力と、制御されている背圧との差で計量される樹脂の密度が決まる。樹脂の状態で、密度が変化することになる。スクリュ回転計量された樹脂の密度樹脂がスクリュを押し下げようとする力(制御できない)制御されている一定の背圧計量の安定

チェックリングインライン方式では、射出初期段階でのチェック・リングからの樹脂のバックフロー量が制御できない。したがって、位置指令で完了する充填工程の充填量は安定せず保圧工程での補足充填が必要になる。チェック・リングを持たないVライン方式では、射出初期から一定した充填量が確保され、保圧での補充がきかないゲートシールの早い成形でのショートショットの発生を減少させる。射出初期段階射出中逆止リング樹脂の逆流逆止リングインライン方式の実充填量のバラツキ射出ストロークに対する、チェックリング部からのバックフロー量スクリュの射出初期段階スクリュ速度実射出速度として認識している速度樹脂の挙動(実樹脂速度)⇒予測不能チェックリングの着座ポイントチェックリング着座後は、スクリュの挙動とほぼ同期していると考えられる時間速度計量の安定

スクリュプリプラ方式スクリュプリプラ方式は、固定されたスクリュが、一定の力で樹脂を押し出す。その樹脂がプランジャを押し下げる。機械的な力だけの、樹脂の状態に左右されずらい、安定した密度の計量が行われる。固定されたスクリュプランジャを押し下げながら計量背圧一定の押し出し力従来のスクリュプリプラ方式の問題点1.チェック・バルブで逆流を防止していため、樹脂の逆流と圧力損失があった。また、この部分に樹脂が滞留しやすく、色換え性が悪く、炭化物が発生した。チェックバルブ前回ショットで残した樹脂2.樹脂を前から入れて、前へ出すことになるので、前回ショットで、クッション量として残した樹脂が残り続けることになり、色換え性の悪さや、炭化物発生の要因となった。Vライン方式の特徴

逆流防止機構可塑化スクリューをわずかに前進させることにより流路をふさぐ。従来のチェックバルブとは異なり積極的に流路を閉鎖できるため樹脂の逆流、圧力損失がない。図をクリックVライン方式の特徴

樹脂のフロントローディング射出部への樹脂流路の工夫により、可塑化直後の樹脂がムダなくスムーズに充填される。また樹脂がプランジャ表面に接しながら充填されるため、クリーニング効果がある。可塑化直後の新しい樹脂Vライン方式の特徴

バイパス・ノズル・シリンダ射出シリンダ内で樹脂が残留しやすい箇所がAの部分である。この箇所にバイパスを設け、射出時にメインノズルとの間に発生するベンチュリ効果を利用して、A部樹脂を強制的に排出するため、常に新しい樹脂を供給することができる。AVライン射出成形機の特徴一定温度可塑化、一定密度計量

スクリュが回転し、可塑化された溶融樹脂がプランジャを押し下げ、計量地点に来るとスクリュが前進して先端部で流路を遮断、NCで位置を記憶する。スクリュ位置が移動しないため、溶融温度が安定し、計量時の樹脂密度は一定になる。一定時間、一定量充填0.5μm分解能のエンコーダによりフルクローズドで速度が制御され、樹脂粘度などが変化しても計量値からVP切替位置までの充填時間を一定にさせるプランジャで射出するので、バックフローが無く、一定量の充填ができる。一定時間、一定圧保圧MAX圧力/4000分解能圧力センサにより、0.01秒単位で保圧がフルクローズド制御される。またプランジャ機構と油圧による制御なので、効率が良く正確な保圧制御が可能である。キャビ内圧の安定薄い樹脂を金属に正確に被せるには、最終的な金型のキャビティ内の樹脂圧が安定することが重要となる。成形機の充填量(射出量)が不確実だと、実際のキャビ内圧をフィードバックして成形機を制御させなければならない。それぞれの金型にセンサを埋め込まなければならず、コスト高となったり、製品形状によってはセンサを埋め込めない場合もある。しかしながら実際のところ、採取されたキャビ内圧データは断続的なもので、射出工程から保圧工程の全てをフィードバック制御することは困難。キャビ内圧の安定ツパールシリーズは、全機種がVライン方式の可塑化射出装置を搭載している。その正確な可塑化、計量、充填性能によって、成形機のシリンダ圧力とキャビ内圧は相関し、安定する。したがって、キャビ内圧のフィードバックの有無での安定性に差が生じ難い。キャビ内圧の安定内圧②内圧①内圧測定点②内圧測定点①キャビ内圧の安定超高応答安定仕様高応答安定仕様従来仕様電動射出機LDV(リニアダイレクト)LSV(リニアサーボ)サーボバルブダイレクトドライブベルト駆動制御段数無しパイロットスプールS/J----------駆動方式リニアコイル直動油圧パイロット油圧パイロットホローモータプーリー&ベルトボールねじ駆動ボールねじ駆動ステップ応答性(ms)2~315~2025~3025(15~20)30~40(15~20)NC制御ループ(μs)50(0.05ms):TRD6A100(0.1ms)100(0.1ms)ステップ応答性の高い射出制御バルブと高精度な圧力センサの採用で、圧力制御精度は格段にアップした。充填圧力充填圧力のバラツキは、主にVP切換え位置までの樹脂充填量のバラツキと連動している。プランジャ射出方式は、この充填量のバラツキを抑え、インラインスクリュ方式よりも正確にできる。充填量のバラツキは、クッション量のバラツキとも連動している。

インラインスクリュ方式に比し、バラツキは1/5~1/10充填圧力のバラツキ充填圧力はコネクタ成形での、バリ・ショート混在の第一要因である。狭ピッチコネクタではコアピンも細く、成形品の流路も細いため、キャビティの剛性を上げるには限界がある。また高速の充填を行うため、バリやショートになる充填圧力の幅が狭い成形条件になる。インライン方式とプリプラ方式の射出特性比較小型で軽量、加速・減速に速く反応ScrewPlunger長尺で重い、樹脂を抱いて動く速度制御と圧力制御について圧力制御速度制御充填工程速度で制御保圧工程圧力で制御速度制御と圧力制御について圧力(ちから)が一定の場合、負荷が変わると・・・速度は変化する下り坂では加速上り坂では減速速度制御と圧力制御について速度を一定に保つには(速度制御の場合)、パワー(圧力、出力)を変えて・・・コントロールする下り坂では出力を抑えて上り坂ではアクセルを踏み込む速度制御と圧力制御について負荷の高いゲート部や充填末端部では、圧力が上昇する速度制御と圧力制御一定の速度で樹脂が流路を通過したときの、スキン層と流路スキン層:金型表面と流動する樹脂の間の薄い境界膜(固化層)有効径速度制御と圧力制御樹脂の速度が変化(低下)したときの、スキン層と流路スキン層の厚さが変化し(厚くなる)、有効な流路径も変化する(狭くなる)有効径速度制御と圧力制御圧力制御では、管路径が小さくなり流動抵抗が増加してもその変化に対応できず、速度は失速してしまう。速度が低下すると更にスキン層は厚くなり、流動抵抗は増加する。有効径有効径有効断面有効断面液晶ポリマーのスキンコア構造速度制御と圧力制御速度圧力波形①設定していないのに速度が落ちる上限圧が低い速度圧力波形②速度制御と圧力制御設定した速度の領域が増える上限圧を上げる速度圧力波形③速度制御と圧力制御VP切換位置まで、設定した速度で射出される更に上限圧を上げる実圧力が上限圧に達しない速度圧力波形②この速度が必要(重要)な時は・・速度制御と圧力制御速度圧力波形④速度制御と圧力制御速度の設定を変えて、速度で制御波形④波形②圧力が上限値でカットされ、速度は無制御状態になっている速度の設定を変え、圧力は上限値よりも低い状態になっている速度は制御されている速度制御と圧力制御速度制御と圧力制御速度圧力波形⑤速度圧力波形⑥例えば樹脂の粘性が高くなると、速度がばらつく!圧力がばらつく!速度制御と圧力制御流動工程中は速度制御の方が、バラツキは少ない速度充填領域を多く取れるプランジャ射出の充填量は安定している外乱(分子量の変動や周囲温度など)に対して成形状態が変化し難い成形条件設定画面の構成成形工程と設定条件の内容突出し型閉型締射出(充填)保圧冷却(計量)型開圧抜き成形工程と設定内容位置・速度、金型保護(ACサーボモータ)型締め力(油圧)位置・速度、速度応答上限圧・上限時間圧力・時間、圧力応答時間、背圧、スクリュ回転位置・速度ストローク、速度・トルク、回数成形条件設定のフローチャートシリンダ温度・金型温度1ショット樹脂量算出計量値とVP切換位置射出速度(上限時間)保圧時間(圧力)スクリュ回転速度背圧サックバック冷却時間成形・設定値の補正初期成形条件のフローチャート初期の成形条件設定方法シリンダ温度・金型温度1ショット樹脂量算出計量値とVP切換位置射出速度(上限時間)保圧時間(圧力)スクリュ回転速度背圧サックバック冷却時間成形・設定値の補正シリンダ温度・金型温度の設定温度条件の設定画面と設定方法1)成形設定2)温度設定温度条件の設定画面と設定方法可塑化部可塑化部は樹脂を溶融させる機構なので、インライン射出機と同様に、温度勾配をつけて設定温度条件の設定画面と設定方法射出部プランジャ・ノズルシリンダ射出部は、溶融され、計量された樹脂を、次サイクルまで保温し、待機している温度条件の設定画面と設定方法ノズル温度条件の設定画面と設定方法ホッパクーラー(樹脂落下口)乾燥温度と同温が望ましいが、逆止シリンダ保護のため、85℃以下温度条件の設定画面と設定方法プランジャ後部樹脂排出補助Z2ヒーターのみでは昇温に時間が掛かるため、補助的に温度を上げる役割として使用している

Z2‐30℃が目安温度条件の設定画面と設定方法冷間起動禁止タイマーインライン射出機のようにチェックリングが無いため、内部固定タイマーではないただし、ヒーターのパワーが大きく、短時間で昇温するため、3分程度を目安に設定自動保温機能の設定方法自動保温切換時間(炭化防止保温タイマー)段取り・手動モードに於いて、射出可塑化装置の未使用時間が設定時間を超過すると、自動で保温に切り換わる保温中の表示初期の成形条件設定方法シリンダ温度・金型温度1ショット樹脂量算出計量値とVP切換位置射出速度(上限時間)保圧時間(圧力)スクリュ回転速度背圧サックバック冷却時間成形・設定値の補正計量値の算出・射出速度初期値の目安・保圧力と保圧時間射出条件初期値の設定方法1ショット樹脂容量の算出

サンプルの重量から計算、CADの3Dデータから。

または製品図をモデル化して求めます。VP切替位置と計量値の設定

1ショット容量から射出ストロークを計算します。初期のVP切替位置は5.0㎜、計量値は射出ストローク+5.0㎜初期の平均射出速度の算出肉厚(t)1.0㎜以下は、充填時間(T)≒(肉厚(t))2

を参考に初期の保圧設定初期の保圧力は‘0

MPa’でも良いが、必ず保圧時間は入力する。(保圧時間が0秒=保圧工程が無い・・・ということ。)射出条件初期値の設定方法高温・高圧下で成形されるため、弾性圧縮比や熱膨張率などの比容積比(1.1~1.3)を考慮する。計算した計量値では、約80%の充填量が見込まれる。プランジャ径計算した射出容量比容積肉厚(t)が1.0㎜以下の時、次の近似式で目安となる充填時間を求める事ができる。

充填時間(T)≒(肉厚(t))2《例》肉厚1.0㎜の時充填時間(T)=(1.0)2=1.0sec

0.7㎜の時(T)=(0.7)2=0.49≒0.5sec0.5㎜の時(T)=(0.5)2=0.25sec0.3㎜の時(T)=(0.3)2=0.09≒0.1sec

となる。例えば射出ストロークが25㎜で肉厚0.7㎜の時、

平均射出速度(V)=射出ストローク(25㎜)÷充填時間(0.5sec)

=50㎜/sec射出条件初期値の設定方法射出条件の設定画面と設定方法1)成形設定2)射出設定射出条件の設定画面と設定方法VP切換5mm射出条件の設定画面と設定方法計量値(5.0+25.0)30㎜射出条件の設定画面と設定方法初期の平均射出速度25㎜÷0.5秒=50㎜/s射出条件の設定画面と設定方法0.5秒+α射出条件の設定画面と設定方法初期の上限圧は余裕を持った値初期の保圧条件設定方法保圧の初期値保圧の設定では、‘0.0MPa’の設定であっても、保圧時間は必ず入力する初期の保圧条件設定方法保圧速度保圧速度は射出最終速度と同じ値初期の保圧条件設定方法保圧速度二圧目の立ち上がりの差速度圧力VP切換え位置シリンダ温度・金型温度1ショット樹脂量算出計量値とVP切換位置射出速度(上限時間)保圧時間(圧力)スクリュ回転速度背圧サックバック冷却時間成形・設定値の補正その他の初期条件設定方法初期の成形条件設定方法その他の初期条件設定方法スクリュ回転速度初期値は100rpm前後背圧初期値は0

MPaでその他の初期条件設定方法サックバックサックバック量は1~2㎜速度は10~30%サックバック使用時は“計量後”を選択、ストローク量と速度を入力するその他の初期条件設定方法冷却時間冷却時間は樹脂や製品肉厚によって設定する初期値はやや長めにその他の初期条件設定方法成形条件の補正シリンダ温度・金型温度1ショット樹脂量算出計量値とVP切換位置射出速度(上限時間)保圧時間(圧力)スクリュ回転速度背圧サックバック冷却時間成形・設定値の補正初期設定条件により成形、成形条件の補正成形品や射出速度・圧力波形などのデータを確認し、射出速度や圧力、温度条件など、お互いの要因を考えながら補正していく不良の種類と原因項目原因充填時間保圧冷却時間樹脂温度金型温度乾燥金型その他ヒケ或いは低すぎ短すぎ高すぎ高すぎ不充分肉逃げ不十分エアーベント不足バリ短すぎ高すぎ********高すぎ高すぎ不充分強度・磨耗・合せ

ショート或いは低すぎ********低すぎ低すぎ********エアーベント型内に異物が有るフローマーク長すぎ低すぎ********低すぎ低すぎ********ゲート形状不良

ジェティング短すぎ****************低すぎ低すぎ********ゲート形状不良ゲート通過速度を遅くするウェルド或いは低すぎ********低すぎ低すぎ********エアーベント

焼け短すぎ高すぎ********高すぎ高すぎ********エアーベント

銀条短すぎ********************************不充分ゲート形状不良サックバック量多すぎ異物************************高すぎ************************スクリュー清掃紅潮短すぎ或いは********或いは或いは********冷却系统

クラック長すぎ高すぎ短すぎ低すぎ或いは不充分冷却系统離型不良ソリ或いは或いは********或いは或いは********冷却系统離型不良・突出し不均衡色調************************或いは或いは********冷却系统材料マーブル************************低すぎ************************背圧・スクリュー回転速度突出し痕長すぎ高すぎ短すぎ高すぎ高すぎ********磨き・抜きテーパー突出し速度速すぎ影響度12345射出条件の修正波形表示画面より・・・設定していないのに、実速度が下がっている場合射出条件の修正上限圧の設定値を上げる圧力設定値が限界ならば、樹脂温度を上げたり、初速を上げる事も必要。射出条件の修正波形表示画面または、データ表示画面より・・・設定値の手前で、VP切換が行われている場合射出条件の修正上限時間を長くするサックバック量や速度の立ち上がり方で、計算した充填時間内に射出が完了しない場合がある射出条件の修正波形表示常に射出波形を確認しながら判断する射出条件の修正運転状況表示運転状況で充填時間やクッション量も確認射出条件の修正VP切換位置を詰める射出条件の修正圧力がスパイクしているVP位置を詰め過ぎている最終速度が速すぎる衝撃による圧力の上昇射出条件の修正VP切換位置を下げる射出条件の修正最終充填速度を下げる製品の状態を見て判断していく!射出条件の修正保圧の使用射出条件の修正製品の状態を見て判断していく!VP切換圧力の1/3~2/3が目安適切な保圧時間の確認ゲートシール時間(ゲートが固化する時間)を製品重量の変化から探る。ゲートシール時間保圧時間の修正必要な保圧時間の範囲充填率(%)=B/A×100(%)

保圧工程を含む射出全ストロークに対する、速度制御領域のストロークの比

最小クッションVP切替位置計量値プランジャの動きプランジャの全ストローク速度制御領域のストローク射出条件の修正AB充填率の目安

製品の肉厚が0.5㎜以下の時・・・・・95%以上

1.0㎜以下の時・・・・・90~95%以上

1.0㎜より厚い時・・・・・85%以上可能な限り、繰り返し安定性の高い速度制御領域で充填させる。ただし弾性圧縮などの影響によって、肉厚が厚くなると充填率はあまり高くする事ができない。射出条件の修正充填率という見方をしないと・・・

例えば同じ速度設定に於いて、下図のようにVP切替位置を変更しただけで、充填時間が変わってしまう。充填時間だけに着目すると、射出速度が変わったと理解してしまうことになる。最小クッションVP切替位置計量値プランジャの動きプランジャの全ストローク速度制御領域のストローク

射出条件の修正AB射出条件の修正充填率の表示応答変更機能の活用・今まで流れなかった薄肉部分に、樹脂を流すことができる。(今までより低い温度で、流すことができる。)・バリとショートの幅の狭い成形品の微妙な条件取りができるようになる。さらにその条件を安定して維持できる。・ウエルドラインを薄く目立たなくできたり、ウエルドの強度を、樹脂温度を上げずに高くすることができたりする。・成形品が金型の固定側に取られることを防いだり、突出しピンの跡が深く残る現象を抑えたりできる。・成形品に過度の応力を与えることがなく、反りの発生を抑えられる。TRシリーズ機による射出の特徴応答変更機能の活用・瞬間的に高速で充填されるため、ガスがキャビティ内の局部に集中し、その部分のベントが早く詰まってしまう。・多数個取りでのゲートバランスが悪くなる。・バリとショートの幅が非常に狭く、最高充填圧やVP切換圧力の変動では確認できない突発的なショートが発生する。・ショートが埋まらないうちに別の部分にバリが出てしまう。・肉厚に差のある成形品でヒケが大きい射出のパフォーマンスが高いために発生する不具合応答変更機能の活用5速4圧の設定応答変更機能の活用傾斜波形制御機能の追加応答変更機能の活用1)設定2)OP設定3)OP設定34)応答変更選択応答変更機能の活用例えばここを‘ON’にすると・・・応答変更機能の活用この時平均速度が遅くなるので、上限時間は長くしておく応答変更機能の活用射出速度はこのように傾斜で制御される応答変更機能の活用圧力切換応答速度を変える応答変更機能の活用VP切換圧力の立下りが遅くなる応答変更機能の活用保圧領域での速度も変わる射出画面の‘12345’の選択によって、VP切換圧力の応答性を5段階で変更することができます。‘1’は最も応答性が速く、‘5’は最も鈍い応答性ということになります。保圧力がキャビティに与えたエネルギーが保圧波形で描かれる面積とすると、ゆっくり立ち下がる圧力応答の場合、傾斜の分だけ多くのエネルギを与えたことになる。薄肉品では不要なこの圧力も、厚肉品では必要な圧力ということが多い。応答変更機能の活用実圧力VP切換位置保圧設定54321応答変更機能の活用1)設定2)機種設定3)機種設定1応答変更機能の活用4)136射出オプション0000

0200(pass:Rtn

“111”

Rtn)計量後圧縮モード・少ない計量でも密度を安定させるために、計量後圧縮モードがある。・計量後圧縮は、計量が完了した後、計量された樹脂にプランジャによって一定時間(0.5秒程度)一定の圧力(100~200kg/cm2)を与え、樹脂が圧縮された位置を射出開始位置に補正する機能である。・樹脂が発生したガスを押しつぶし、計量された樹脂の密度を安定させる効果がある。・結果として、最高充填圧のバラツキが、1/3となった例もある。計量後圧縮モード射出・保圧完了保圧完了計量後圧縮モード冷却・計量停止1)冷却・計量開始2)スクリュ回転停止計量後圧縮モード逆止・計量完了逆流防止(計量完了)計量後圧縮モード設定された圧力と時間によって、プランジャで圧縮計量後圧縮計量後圧縮モードサックバックサックバック計量後圧縮モード製品取出し・次サイクルへ~型開き・成形品の取り出し計量後圧縮モード160MPa150140最大値156.1MPa最小値147.7MPa差8.3MPa通常の成形(Max圧)160MPa150140最大値152.1MPa最小値149.2MPa差2.9MPa計量後圧縮モード計量後圧縮モード使用(Max圧)計量後圧縮モード1)設定2)OP設定3)OP設定34)計量後押“入り”計量後圧縮モード押し圧と押し時間を入力計量後圧縮モード1)設定2)OP設定3)補助設定1補助設定表示まで押す計量後圧縮モード射出クリーニングを“使用する”にする特殊パージ機能の設定プレサックバック計量射出エア進入エアの封じ込みエアの断熱圧縮高粘度樹脂でフルストローク計量バージを行った場合、射出シリンダ内にエアが封じ込まれ、樹脂焼けを生じることがある特殊パージ機能の設定特殊パージの起動両手操作補助ボタン+樹脂排出(PURGE)ボタン特殊パージ機能の設定射出ユニット前進ノズルタッチ計量開始計量完了射出ユニット後退エアパージパージ治具特殊パージ機能の設定1)設定2)モータ設定3)IJC4)射出H22特殊パージ機能

00000001H23ユニット前進遅延00001000H24ユニット後退00005000

電動ハイブリッド直圧型締め機構型開閉ACサーボモータ可動プラテン固定プラテン型締シリンダ型締ロック突出ACサーボモータLMガイドガイド電動ハイブリッド直圧型締め機構トグル機構の問題点アームの取付点を中心に型締力が不均一に分布する。アーム個別の寸法誤差やリンクの摩耗具合等によって可動プラテンが真直に動作できない。アームが伸びきった瞬間に過大な型締力が発生する。2,3が複合し、特に型開開始時に大きく金型に負荷を加える。タイバーの弾性復帰力を型締力とするため、タイバー自体の歪によって固定可動のプラテンにズレが生じやすい。微妙な金型保護を取りづらい。電動ハイブリッド直圧型締め機構TLS型開閉方式の特徴型締シリンダーによる直圧型締であるため、型締力が均一に分布する。型締機構最後部のガイドと可動プラテン固定のLMガイドが長いスパンで型開閉動作を保持するため(TLS型開閉方式)、その真直性が非常に高い。可動プラテンはタイバーを介しておらず(TLS型開閉方式)、過大な型締力がかかったり、タイバーの歪の影響を受けたりすることがない。微妙な金型保護が確実に作動できる。金型のパーティング面当たり通常の金型パーティング面の当たり具合ロケートリングの周りに0.1㎜のシム板を固定した時の、金型パーティング面の当たり具合繰り返し応力・永久歪みにより、金型センター部の当たりが弱くなった例操作パネル(1)操作パネル(2)電源ボタンモードボタン操作パネル(3)動作ボタン(段取り・手動モード)AUTOスタートボタン操作パネル(4)自動型厚調整ボタン手動型締めボタン型開閉自動ボタン操作パネル(5)可塑化・射出部動作ボタン(段取りモード)操作パネル(6)パージボタン(手動モード)計量パージ(通常のパージモード)色替えパージ(樹脂替えパージモード)計量パージモード計量値スクリュ回転速度パージ速度・回数色替えパージ1)設定2)OP設定3)OP設定1スクリュの洗浄プランジャの洗浄計量パージ型開閉設定1)成形設定2)型開閉設定型開き限位置型開閉設定金型保護圧開始位置金型保護圧型開閉設定型締め力も成形条件の重要な項目0.1%~99.9%まで設定可能型開閉設定型閉保護時間型開閉設定金型保護設定金型保護設定全体値(最大値)全体値(0~最大値)金型保護設定比較値(前サイクル)全体値(最大値)金型保護設定比較値(現サイクルと前サイクルの差)比較値(前3ショットの平均位置との差)全体値(最大値)突き出し設定二位置突き出し突き出し設定回数入力で“ON”二回目前進位置入力で二回目以降の突き出し“ON”1回目2回目以降グループA)射出成形作業技能検定金型(箱型1個取り)を使用して、成形実習を行います。成形機:TR80EH2(φ32)成形実習資料グループB)コネクタ金型1個取りを使用して、成形実習を行います。成形機:TR40EH2(φ22)実習2日目は、グループAとBの成形を交代して行いますA箱型1個取りTR80EH2(φ32/φ32)GPPSグレードHF771ショット重量g樹脂密度(比重)g/cm31ショット容積cm3(cc)プランジャ断面積cm2射出ストロークcmmmVP切換え位置5.0mm計量値mm製品肉厚mm推定充填時間sec射出速度mm/secBコネクタ1個取りTR40EH2(φ22/φ22)PBTグレード20021ショット重量g樹脂密度(比重)g/cm31ショット容積cm3(cc)プランジャ断面積cm2射出ストロークcmmmVP切換え位置5.0mm計量値mm製品肉厚mm推定充填時間sec射出速度mm/sec

成形実習(射出条件初期値計算)A箱型1個取りTR80EH2(φ32/φ32)GPPSグレード

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