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文档简介
現在中国では『黄帝内経』の養生書ブーム150冊以上!現在中国では1『黄帝内経』とは約2300年前の中国戦国時代に書かれた多くの医学書を、約2000年前の漢の時代にまとめた。鍼灸、導引整骨、気功、湯液の思想書。『黄帝内経素問』『黄帝内経霊枢』の2冊の書物として現在に伝わる2冊を合わせて『黄帝内経』と呼ぶ。この名前の本が存在するわけではない中国伝統医療の古典中の古典。2011年、世界記憶遺産に登録された『黄帝内経』とは約2300年前の中国戦国時代に書かれた多くの2伝统医疗的精神课件3伝统医疗的精神课件4伝统医疗的精神课件5伝统医疗的精神课件6『黄帝内経』は養生書という解釈は、いつから?楊上善(唐代)
『素問』+『霊枢』→『黄帝内経太素』(国宝、京都・仁和寺)
最初の篇を「摂生」として編纂した王冰(唐代、楊上善の100年後)それ以前の全元起編纂『素問』の最終巻→第1巻に。養生論の観点で再編纂。現在の『黄帝内経素問』の原本。(上古天真論篇・四気調神大論篇・陰陽応象大論篇など)二人は道士。道教の影響で養生を重視した時代精神が反映している
→唐代以降『黄帝内経』は養生書という解釈は、いつから?楊上善(唐代)7『黄帝内経』18万字中、「養生」の字はいくつか?(1)春三月.此謂發陳.天地倶生.萬物以榮.夜臥早起.廣歩於庭.被髮緩形.以使志生.生而勿殺.予而勿奪.賞而勿罰.此春気之應.養生之道也.逆之則傷肝.夏爲寒變.奉長者少.(2~3)凡此十二官者.不得相失也.故主明則下安.以此養生則壽.歿世不殆.以爲天下.則大昌.主不明.則十二官危.使道閉塞而不通.形乃大傷.以此養生則殃.以爲天下者.其宗大危.戒之戒之.(4)故智者之養生也.必順四時而適寒暑.和喜怒而安居處.節陰陽而調剛柔.如是則僻邪不至.長生久視.
→
8字のみ『黄帝内経』18万字中、「養生」の字はいくつか?(1)春三8『内経』が書かれた時代に、養生の概念は
あったのか?なかったのか?『黄帝内経』の主張≒
王侯貴族階級の意識
(養生術ブームに走る、後の時代の)
→
時代区分をごっちゃにしている読み方例)『古今集』や『新古今集』の精神で『万葉集』を解釈することと同じ
『ひさかたのひかりのどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ』(百人一首)
『ひんがしの野にかぎろいの立つ見えて
かえり見すれば月かたぶきぬ』(人麻呂)
↓「養生」そのものの概念はなかった『内経』が書かれた時代に、養生の概念は
あったのか?なかった9しかし
『内経』は養生術をたくさん述べているしかし
『内経』は養生術をたくさん述べている10「余聞く、『上古の人、春秋皆百歳を度(こ)えて、しかも動作衰えず。今時の人、年半百にして動作皆衰うる者は、時世異なるか、人将(は)たこれを失っするか』と。岐伯対えて曰く、『上古の人、其の道を知る者は、陰陽に法り、術數に和し、食飮に節有り、起居に常有り、妄りに労を作(な)さず。故に能く形と神と倶にして、盡(ことごとく)其の天年を終え、百歳を度えて乃ち去る。今時の人は然らざるなり。酒を以て漿となし、妄を以て常となし、酔いて以て房に入り、欲を以て其の精を竭(つ)くし、以て其の真を耗散す。滿を持するを知らず。時ならずして神を御し、務めて其の心を快にし.生楽(=人生本来の楽しみ)に逆らい、起居に節無く.故に半百にして衰うるなり』と」
『素問』上古天真論「余聞く、『上古の人、春秋皆百歳を度(こ)えて、しかも動作11『素問』上古天真論「夫れ上古の聖人の下に教うるや、皆謂う。虚邪賊風はこれを避けるに時あり。恬憺虚無なれば真気これに従う。精神内を守れば、病安んぞ従い来たらんや。是を以て志閑にして欲少き、心安んじて懼(おそ)れず、形労して倦(う)まざれば、気従い以て順なり。各々其の欲に従い、皆願う所を得る。故に其の食を美しとし、其の服に任じ、其の俗を楽しみ、高下相い慕わず。其の民、故に樸と曰う。是れ以て、嗜欲も其の目を労すること能わず、淫邪も其の心を惑わすこと能わず、愚・智・賢・不肖も物に懼れず。故に道に合す。能く年皆百歳を度えて而かも動作衰えざる所以は、其の徳全くして危うからざるを以てなり」
※「真気は、天より受くる所にして、穀気と并(なら)びて身に充つるものなり」(『霊枢』刺節真邪篇)
『素問』上古天真論「夫れ上古の聖人の下に教うるや、皆謂う。12『素問』上古天真論「黄帝曰く、『余聞く、上古に真人なる者有り。天地を提挈(=ひっさげて)し、陰陽を把握し、精気を呼吸し、独り立ちて神を守り、肌肉一の若し。故に能く寿は天地を敝(つく)し、終る時、有ること無し。此れ其の道の生ずればなり。中古の時、至人なる者有り。淳徳にして道に全く、陰陽に和し、四時に調え、世を去り俗を離れ、精を積み神に全く、天地の間に游行し、八達の外を視聴す。此れ蓋し其の寿命を益して強き者なり。亦た真人に帰す。
『素問』上古天真論「黄帝曰く、『余聞く、上古に真人なる者有13『素問』上古天真論其の次に聖人なる者有り。天地の和に処り、八風の理に従い、嗜欲を世俗の間に適え、恚嗔(いしん=怨み、怒りの感情)の心無く、行いは世を離るるを欲せず。服章を被り、挙は俗に観せしめるを欲せず。外は形を事に労せず、内は思想の患無し。恬愉を以て務と為し、自得を以て功と為し、形体敝(ほろび)ず、精神散ぜず。亦た百を以て数うべし。其の次に賢人なる者有り。法は天地に則り、象は日月に似(かたど)り、星辰を弁列し、陰陽に逆従し、四時を分別し、将に上古に従って、道に合同せんとす。亦た寿を益さしめるべきも極まる時有り』と」
『素問』上古天真論其の次に聖人なる者有り。天地の和に処り、14『素問』陰陽応象大論「帝曰く、『此の二者(陰陽)を調すること奈何』と。岐白曰く、『能く七損八益を知れば則ち二者調す可し。此を用いること知らざれば則ち早衰の節なり。年四十にして陰気は自ら半ばなり、起居衰う。年五十は体重く、耳目は聡明ならず。年六十は陰痿し、気大いに衰え、九竅は利せず、下虚上実して涕泣倶に出ず。故に曰く、之を知れば則ち強し、知らざれば則ち老ゆ。故に同じく出でて名を異にするのみなり。智者は同を察し、愚者は異を察す。愚者は不足し、智者は有余なり。有余なれば則ち耳目は聡明、身体は軽強なり。老者はふたたび壮んになり、壮者は益々治す。是れ以て聖人は無為の事をなし、恬憺の能を楽しみ、欲に従い、志を虚無の守に快にす。ゆえに寿命は窮まること無く、天地とともに終わる。此れ聖人の身を治するなり』と」『素問』陰陽応象大論「帝曰く、『此の二者(陰陽)を調するこ15『素問』四気調神大論「夫れ四時陰陽は万物の根本なり。聖人の春夏に陽を養い、秋冬に陰を養う所以は、其の根に従うを以てす。故に万物と生長の門に沈浮す。其の根に逆えば則ち其の本伐られ、其の真壊す。故に陰陽四時は万物の終始なり。死生の本なり。之に逆えば則ち災害生じ、之に従えば則ち苛疾起らず。是を道を得たりと謂うなり。陰陽に従えば則ち生き、これに逆えば則ち死す。これに従えば則ち治し、これに逆えば則ち乱れる」『素問』四気調神大論「夫れ四時陰陽は万物の根本なり。聖人の16『霊枢』順気一日分為四時「春は生じ、夏は長じ、秋は收め、冬は蔵する。是れ気の常なり。人また之に応ず。以って一日を分けて四時となし、朝は則ち春となし、日中は夏となし、日の入りは秋となし、夜半は冬となす」「故に陽気は一日に外を主り、平旦に人気生じ、日、中して陽気隆し、日、西して陽気すでに虚し、気門すなわち閉ず。是の故に暮るればすなわち収拒(しゅうこ)し、筋骨を擾(みだ)すことなかれ。霧露に見(まみ)ゆることなかれ。此の三時(※平旦、中、西)に反すれば、形すなわち困薄す」(『素問』生気通天論)『霊枢』順気一日分為四時「春は生じ、夏は長じ、秋は收め、冬は17養生について書いてあれば養生書か?『黄帝内経』には養生技法が網羅されている精神生活、食べ物、労働、飲酒、性欲などの自己管理、
運動法、呼吸の重要性、
四季のリズム、一日のリズムに合わせた生活など→
『黄帝内経』は養生の書だと考えていいじゃない?日本では、『黄帝内経』についての認識は、一般的にそうである中国でも、『黄帝内経』をだしに使った養生書が続々と刊行
まてよ!!養生について書いてあれば養生書か?『黄帝内経』には養生技法が18養生の技法は切りがない養生の技術は、細々とあげていけば切りがない
運動法、食事法、睡眠法、心の持ち方、瞑想、風邪の予防から風呂の入り方まで、さまざまにある技術、技法を追いかけ、どんどん健康法オタクになる。お金も時間も足りない。心も落ち着かないそういう時代の始まりが、中国では楊上善や王冰が生きた唐文明の爛熟した時代であり、現在もそれがますます盛んになっているのかもしれない養生の技法は切りがない養生の技術は、細々とあげていけば切りが19
しかし、
技術の背景には、それを生み出した
思想、文化が存在している
↓『黄帝内経』が語る養生法を生み出した思想、文化はどのようなものだったのか?
しかし、
技術の背景には、それを生み出した
思想、文化が存20『内経』の養生は天地と共に生きる生き方陰陽に従えば生き、逆えば死す
天地宇宙の運行のリズムに従うべし『黄帝内経』は養生の書ではなく、生き方の書。『黄帝内経』は天人合一の思想が信じられていた時代の医学書ひとは宇宙から生まれた宇宙の子である、人と宇宙は一体だ、だから天地の法則に順うべき
↓人は宇宙の子である『内経』の養生は天地と共に生きる生き方陰陽に従えば生き、逆え21人は宇宙の子である「人と天地相参じ、日月と相応ずるなり。」(『霊枢』歳露論)「それ、人は地に生まれ、命を天に懸く。天地気を合する、これを命(なづけ)て人という。人よく四時に応ずる者は、天地これが父母となる」(『素問』宝命全形論)「人に四経十二従有りとは,何の謂いぞや。岐伯こたえて曰く、四経は四時に応じ、十二従は十二月に応じ、十二月は十二脉に応ず」(『素問』陰陽別論)「経脉十二は、以って十二月に応ず」(『霊枢』五乱)人は宇宙の子である「人と天地相参じ、日月と相応ずるなり。」(22「人の天道に合するや、内に五蔵有り、以って五音、五色、五時、五味、五位に応ずるなり。外に六府有り、以って六律に応じ、六律は陰陽諸経を建てて之を十二月、十二辰、十二節、十二経水、十二時、十二経脉に合する者なり。此れ五蔵六府の天道に応ずるゆえんなり。」(『霊枢』経別)「天は六六の節を以ってし、以って一歳を成し,人は九九を以って制会し、計(かぞ)うるに人また三百六十五節有りて、以って天地をなして、久し」(『素問』六節蔵象論)「ゆえに天を陽となし、地を陰となし、腰以上を天となし、腰以下を地となす」(『霊枢』経水)「人の天道に合するや、内に五蔵有り、以って五音、五色、五時、23「清陽は天に上り、濁陰は地に帰す。是れ故に天地の動静、神明之を綱紀と為す。故に能く以て生長収蔵し、終わりて復び始まる。惟(ただ)、賢人は上は天に配して以て頭を養い、下は地に象(かたどり)りて以て足を養い、中は人事に傍(なら)いて以て五蔵を養う」(『素問』陰陽応象大論)「清陽は天に上り、濁陰は地に帰す。是れ故に天地の動静、神明之24「故に清陽は天と為り、濁陰は地と為る。地気は上りて雲と為り、天気は下りて雨と為る。雨は地気より出で、雲は天気より出づ。故に清陽は上竅より出で、濁陰は下竅より出づ。清陽は腠理に発し、濁陰は五蔵に走る。清陽は四支を実し、濁陰は六府に帰す」(『素問』陰陽応象大論)「故に清陽は天と為り、濁陰は地と為る。地気は上りて雲と為り、25『黄帝内経』は全書で宇宙を語っている「二十数年来、常々私は『内経』の体系と方法について考え、読者に簡明な綱領を与えたいと希望してきた。現在では明確にそれを悟っている。すなわち、『内経』の体系は天人相応の体系であると」
(現代の中医師、趙洪鈞)
「内経全書は、みな天を言う」(中華民国の医師、惲鉄樵(うんてっしょう)『群経見智録』)『黄帝内経』は全書で宇宙を語っている「二十数年来、常々私は26中国知識人の養生術への傾き中国の知識人は政治の波に翻弄されてきたその思想は、天地と共に生き、人民の幸福を願って国家の運営に身命を捧げる次元から、個人として安全な人生、個的な生存の技法を追及する次元へと、小さくなっていった→
自分独りの身を守るための養生論が流行↑江戸時代に貝原益軒が書いた『養生訓』の価値は高いが、それがベストセラーになった背景には、武士が天下国家を論じる地平から己の身一つへと、小さくなっていった意識の縮小がある中国知識人の養生術への傾き中国の知識人は政治の波に翻弄されて27西洋でも古代・中世は宇宙論医学だった『黄帝内経』は宇宙論的な医療の一つエジプト、メソポタミア、インド、ギリシャなど世界のどの地域にも生まれた西洋の古代・中世の医療と比較すると、宇宙と身体とは一体だとする点では同じである「生き方は天地宇宙が与えている」は、世界共通の認識健康や病気は生き方と深くリンクしている。ひとの生き方は宇宙や地球の運命の理解と結び付いていること、生き方は天地宇宙から与えられているという認識は、世界中の人々が持ってきた西洋でも古代・中世は宇宙論医学だった『黄帝内経』は宇宙論的な28マクロコスモスとミクロコスモス原始時代、圧倒的な自然の中で、人々は宇宙と人間との繋がりを信じ、天体の運行や四季の移ろい、天災などから知恵や啓示を得て生きていた『黄帝内経』に貫かれている天人合一思想は、人類の原始的感覚を継承している古代ギリシャやローマ帝国の哲学、医学も、原始的感覚を引き継ぎながら洗練させ、マクロコスモス(大宇宙)とミクロコスモス(人体という小宇宙)は関連しているという言い方をしていた。マクロコスモスとミクロコスモス原始時代、圧倒的な自然の中で、29古代ギリシャの宇宙論的4体液説古代ギリシャ医学の4体液説は宇宙論だったエンペドクレス(紀元前490年ごろ~紀元前430年ごろ)が、宇宙は土、水、空気、火の4元素から成り、この世のすべてのものは、そのうち2元素の組み合わせでできる温(熱)、冷(寒)、乾、湿の4つの性質に分類されると考えた温は火と空気、冷は水と土、乾は土と火、そして湿は空気と水から成り、配分の度合いで強弱の性質がある。4元素の組み合わせと配分の度合いの違いから、あらゆる存在の特質や気質を説明した古代ギリシャの宇宙論的4体液説古代ギリシャ医学の4体液説は宇30ヒポクラテス派はこの理論を応用し、空気、火、水、土の4元素を血液、胆汁、粘液、黒胆汁の4体液に対応させた。人間の気質はどの体液が支配しているかによって、多血質、胆汁質、粘液質、黒胆汁質の4つに分類されると考えた。多血質は温と湿の組み合わせ、胆汁質は温と乾、粘液質は冷と湿で、黒胆汁質は冷と乾の組み合わせとなる。4元素は臓器、季節、惑星などとも対応している。天体を構成する惑星も4元素からなり、その存在の仕方と運行の位置は、ひとの諸器官や体液バランスに影響すると考えた。→中国医学の五行の色体観、寒熱燥湿の病因論と類似ヒポクラテス派はこの理論を応用し、空気、火、水、土の4元素を314体液説の宇宙連関4体液説の宇宙連関32中世キリスト教も古代医学を取り入れた治療とはアンバランスを回復することという、中国古代医学と同じ類型の医学が誕生健康とは宇宙全体と呼応する体液のバランスがとれていること病気とはそのアンバランスこの医学は、ローマ時代にガレノス(129年ごろ~200年ごろ)が体系化し、中世のキリスト教世界に受け入れられる。キリスト教は、アダムとイヴが楽園を追放されたので、人間は原罪を背負い、病苦、貧困、死を与えられたと説いた。教会でのミサを通して祈りを捧げ、懺悔することが薬と考える祈りと瞑想の文化であったが、キリスト教の思想に適合する限り、古代医学を取り入れた。中世キリスト教も古代医学を取り入れた治療とはアンバランスを回33ヒルデガルトの宇宙論的医ドイツの修道院長で女性神秘家ビンゲンのヒルデガルト(ユリウス暦1098年~ユリウス暦1179年9月17日)
『神の業の書』や『病因と治療』
『自然学』などの著作をまとめた。マクロコスモス、ミクロコスモスの対応を唱えるギリシャのプラトニズムとともに4体液説を継承。人間の身体は宇宙と同じく水、空気、火、土からなり、宇宙と同じようにはたらくと説明した。宗教的な悪魔払いと薬草治療、瀉血、食事療法、アロマセラピーなどを行った。中世唯一の女性作曲家でもあり、神を讃える彼女の楽譜は現在演奏され、CDもある。西洋のホリスッティック医学の祖とされる。ヒルデガルトの宇宙論的医ドイツの修道院長で女性神秘家ビンゲン34ヒルデガルトの幻視ヒルデガルトは神の世界を見る「幻視」をしばしば体験し、そこで得たビジョンを描いている。「コスモス人間」と呼ばれる図像では、円をなす宇宙(マクロコスモス)の中心に両手を広げた人間(ミクロコスモス)が立っている。被造物としての人間と全生命を宇宙全体のなかに位置づける、ホリスティックな宇宙観、人間観、生命観、医療観が表現されている。ヒルデガルトの幻視ヒルデガルトは神の世界を見る「幻視」をしば35「ヨーロッパ中世における薬治療において、動植物や鉱石など神が創造した自然界に存在するすべてのものに治癒力が潜んでいるという考え方があるのはこのような背景による」(久木田直江「天上の薬と世俗の薬――中世ヨーロッパの医療」)「ヨーロッパ中世における薬治療において、動植物や鉱石など神が36体液説とキリスト教の調和ヒルデガルトは、全ての植物を熱/冷、乾/湿に分類し、それに基づいて薬草の処方や食事のレシピを作ったが、それには、4体液説のキリスト教的解釈が根拠となっているアダムとエヴァは楽園で完璧な体液のバランスを保っていたが、神に背いたときに体液のバランスは崩れた。キリストは完璧な体液バランスを保っているが、原罪を背負った人間の体液バランスは崩れているギリシャ医学に由来する体液バランスを維持するための食事や養生法は、教会が求める宗教的な禁欲生活とも調和していた体液説とキリスト教の調和ヒルデガルトは、全ての植物を熱/冷、37宇宙のリズムと共に生き、死ぬ「宇宙のリズムと共に生き、死ぬ」。養生の問題は、いろんな技法を羅列する必要もなく、ひと言で言い尽くすことが出来る。それぞれの場で、この言葉の意味を考え抜けば、自分に必要な技術や技法は自ずから出てくる技術から入れば、方法は無数にありすぎて混乱するばかりである。現代では健康法を渡り歩く健康法フリークは無数にいるこの地球でひとと共に生きる、この生き方の核心に結びつかない健康法、養生法の思いつき的な追及は、時間とお金の浪費にすぎず、地球を汚すだけである宇宙のリズムと共に生き、死ぬ「宇宙のリズムと共に生き、死ぬ」38おわりに宇宙との断絶を、どう回復できる?・人間は、無機的な元素と化学物質の結合から偶然、生み出されたのであり、宇宙は意識をもたず、我々には無関心である。人間は、この無限の宇宙の闇をあてどなく漂う無目的な根無し草である・古代の天人合一的な宇宙との繋がりを断たれた科学技術時代の現代人は、こうしたニヒリズムから、代償行為として、さまざまな欲望の充足にのめり込み、自分と他の生命、地球環境を破壊する自傷行為を繰り返してきたひとは、いつ宇宙とただ在ることの充足感に目覚めるのだろうか?
おわりに宇宙との断絶を、どう回復できる?39おわりに『黄帝内経』が語る伝統医療の精神とは、宇宙のリズムに合わせて生きよう、ということであった鍼灸師、柔整師は人類の覚醒のために何ができるのだろうか?人は宇宙の子であるおわりに40付録・ヨーロッパ中世の占星術瀉血図付録・ヨーロッパ中世の占星術瀉血図41現在中国では『黄帝内経』の養生書ブーム150冊以上!現在中国では42『黄帝内経』とは約2300年前の中国戦国時代に書かれた多くの医学書を、約2000年前の漢の時代にまとめた。鍼灸、導引整骨、気功、湯液の思想書。『黄帝内経素問』『黄帝内経霊枢』の2冊の書物として現在に伝わる2冊を合わせて『黄帝内経』と呼ぶ。この名前の本が存在するわけではない中国伝統医療の古典中の古典。2011年、世界記憶遺産に登録された『黄帝内経』とは約2300年前の中国戦国時代に書かれた多くの43伝统医疗的精神课件44伝统医疗的精神课件45伝统医疗的精神课件46伝统医疗的精神课件47『黄帝内経』は養生書という解釈は、いつから?楊上善(唐代)
『素問』+『霊枢』→『黄帝内経太素』(国宝、京都・仁和寺)
最初の篇を「摂生」として編纂した王冰(唐代、楊上善の100年後)それ以前の全元起編纂『素問』の最終巻→第1巻に。養生論の観点で再編纂。現在の『黄帝内経素問』の原本。(上古天真論篇・四気調神大論篇・陰陽応象大論篇など)二人は道士。道教の影響で養生を重視した時代精神が反映している
→唐代以降『黄帝内経』は養生書という解釈は、いつから?楊上善(唐代)48『黄帝内経』18万字中、「養生」の字はいくつか?(1)春三月.此謂發陳.天地倶生.萬物以榮.夜臥早起.廣歩於庭.被髮緩形.以使志生.生而勿殺.予而勿奪.賞而勿罰.此春気之應.養生之道也.逆之則傷肝.夏爲寒變.奉長者少.(2~3)凡此十二官者.不得相失也.故主明則下安.以此養生則壽.歿世不殆.以爲天下.則大昌.主不明.則十二官危.使道閉塞而不通.形乃大傷.以此養生則殃.以爲天下者.其宗大危.戒之戒之.(4)故智者之養生也.必順四時而適寒暑.和喜怒而安居處.節陰陽而調剛柔.如是則僻邪不至.長生久視.
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8字のみ『黄帝内経』18万字中、「養生」の字はいくつか?(1)春三49『内経』が書かれた時代に、養生の概念は
あったのか?なかったのか?『黄帝内経』の主張≒
王侯貴族階級の意識
(養生術ブームに走る、後の時代の)
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時代区分をごっちゃにしている読み方例)『古今集』や『新古今集』の精神で『万葉集』を解釈することと同じ
『ひさかたのひかりのどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ』(百人一首)
『ひんがしの野にかぎろいの立つ見えて
かえり見すれば月かたぶきぬ』(人麻呂)
↓「養生」そのものの概念はなかった『内経』が書かれた時代に、養生の概念は
あったのか?なかった50しかし
『内経』は養生術をたくさん述べているしかし
『内経』は養生術をたくさん述べている51「余聞く、『上古の人、春秋皆百歳を度(こ)えて、しかも動作衰えず。今時の人、年半百にして動作皆衰うる者は、時世異なるか、人将(は)たこれを失っするか』と。岐伯対えて曰く、『上古の人、其の道を知る者は、陰陽に法り、術數に和し、食飮に節有り、起居に常有り、妄りに労を作(な)さず。故に能く形と神と倶にして、盡(ことごとく)其の天年を終え、百歳を度えて乃ち去る。今時の人は然らざるなり。酒を以て漿となし、妄を以て常となし、酔いて以て房に入り、欲を以て其の精を竭(つ)くし、以て其の真を耗散す。滿を持するを知らず。時ならずして神を御し、務めて其の心を快にし.生楽(=人生本来の楽しみ)に逆らい、起居に節無く.故に半百にして衰うるなり』と」
『素問』上古天真論「余聞く、『上古の人、春秋皆百歳を度(こ)えて、しかも動作52『素問』上古天真論「夫れ上古の聖人の下に教うるや、皆謂う。虚邪賊風はこれを避けるに時あり。恬憺虚無なれば真気これに従う。精神内を守れば、病安んぞ従い来たらんや。是を以て志閑にして欲少き、心安んじて懼(おそ)れず、形労して倦(う)まざれば、気従い以て順なり。各々其の欲に従い、皆願う所を得る。故に其の食を美しとし、其の服に任じ、其の俗を楽しみ、高下相い慕わず。其の民、故に樸と曰う。是れ以て、嗜欲も其の目を労すること能わず、淫邪も其の心を惑わすこと能わず、愚・智・賢・不肖も物に懼れず。故に道に合す。能く年皆百歳を度えて而かも動作衰えざる所以は、其の徳全くして危うからざるを以てなり」
※「真気は、天より受くる所にして、穀気と并(なら)びて身に充つるものなり」(『霊枢』刺節真邪篇)
『素問』上古天真論「夫れ上古の聖人の下に教うるや、皆謂う。53『素問』上古天真論「黄帝曰く、『余聞く、上古に真人なる者有り。天地を提挈(=ひっさげて)し、陰陽を把握し、精気を呼吸し、独り立ちて神を守り、肌肉一の若し。故に能く寿は天地を敝(つく)し、終る時、有ること無し。此れ其の道の生ずればなり。中古の時、至人なる者有り。淳徳にして道に全く、陰陽に和し、四時に調え、世を去り俗を離れ、精を積み神に全く、天地の間に游行し、八達の外を視聴す。此れ蓋し其の寿命を益して強き者なり。亦た真人に帰す。
『素問』上古天真論「黄帝曰く、『余聞く、上古に真人なる者有54『素問』上古天真論其の次に聖人なる者有り。天地の和に処り、八風の理に従い、嗜欲を世俗の間に適え、恚嗔(いしん=怨み、怒りの感情)の心無く、行いは世を離るるを欲せず。服章を被り、挙は俗に観せしめるを欲せず。外は形を事に労せず、内は思想の患無し。恬愉を以て務と為し、自得を以て功と為し、形体敝(ほろび)ず、精神散ぜず。亦た百を以て数うべし。其の次に賢人なる者有り。法は天地に則り、象は日月に似(かたど)り、星辰を弁列し、陰陽に逆従し、四時を分別し、将に上古に従って、道に合同せんとす。亦た寿を益さしめるべきも極まる時有り』と」
『素問』上古天真論其の次に聖人なる者有り。天地の和に処り、55『素問』陰陽応象大論「帝曰く、『此の二者(陰陽)を調すること奈何』と。岐白曰く、『能く七損八益を知れば則ち二者調す可し。此を用いること知らざれば則ち早衰の節なり。年四十にして陰気は自ら半ばなり、起居衰う。年五十は体重く、耳目は聡明ならず。年六十は陰痿し、気大いに衰え、九竅は利せず、下虚上実して涕泣倶に出ず。故に曰く、之を知れば則ち強し、知らざれば則ち老ゆ。故に同じく出でて名を異にするのみなり。智者は同を察し、愚者は異を察す。愚者は不足し、智者は有余なり。有余なれば則ち耳目は聡明、身体は軽強なり。老者はふたたび壮んになり、壮者は益々治す。是れ以て聖人は無為の事をなし、恬憺の能を楽しみ、欲に従い、志を虚無の守に快にす。ゆえに寿命は窮まること無く、天地とともに終わる。此れ聖人の身を治するなり』と」『素問』陰陽応象大論「帝曰く、『此の二者(陰陽)を調するこ56『素問』四気調神大論「夫れ四時陰陽は万物の根本なり。聖人の春夏に陽を養い、秋冬に陰を養う所以は、其の根に従うを以てす。故に万物と生長の門に沈浮す。其の根に逆えば則ち其の本伐られ、其の真壊す。故に陰陽四時は万物の終始なり。死生の本なり。之に逆えば則ち災害生じ、之に従えば則ち苛疾起らず。是を道を得たりと謂うなり。陰陽に従えば則ち生き、これに逆えば則ち死す。これに従えば則ち治し、これに逆えば則ち乱れる」『素問』四気調神大論「夫れ四時陰陽は万物の根本なり。聖人の57『霊枢』順気一日分為四時「春は生じ、夏は長じ、秋は收め、冬は蔵する。是れ気の常なり。人また之に応ず。以って一日を分けて四時となし、朝は則ち春となし、日中は夏となし、日の入りは秋となし、夜半は冬となす」「故に陽気は一日に外を主り、平旦に人気生じ、日、中して陽気隆し、日、西して陽気すでに虚し、気門すなわち閉ず。是の故に暮るればすなわち収拒(しゅうこ)し、筋骨を擾(みだ)すことなかれ。霧露に見(まみ)ゆることなかれ。此の三時(※平旦、中、西)に反すれば、形すなわち困薄す」(『素問』生気通天論)『霊枢』順気一日分為四時「春は生じ、夏は長じ、秋は收め、冬は58養生について書いてあれば養生書か?『黄帝内経』には養生技法が網羅されている精神生活、食べ物、労働、飲酒、性欲などの自己管理、
運動法、呼吸の重要性、
四季のリズム、一日のリズムに合わせた生活など→
『黄帝内経』は養生の書だと考えていいじゃない?日本では、『黄帝内経』についての認識は、一般的にそうである中国でも、『黄帝内経』をだしに使った養生書が続々と刊行
まてよ!!養生について書いてあれば養生書か?『黄帝内経』には養生技法が59養生の技法は切りがない養生の技術は、細々とあげていけば切りがない
運動法、食事法、睡眠法、心の持ち方、瞑想、風邪の予防から風呂の入り方まで、さまざまにある技術、技法を追いかけ、どんどん健康法オタクになる。お金も時間も足りない。心も落ち着かないそういう時代の始まりが、中国では楊上善や王冰が生きた唐文明の爛熟した時代であり、現在もそれがますます盛んになっているのかもしれない養生の技法は切りがない養生の技術は、細々とあげていけば切りが60
しかし、
技術の背景には、それを生み出した
思想、文化が存在している
↓『黄帝内経』が語る養生法を生み出した思想、文化はどのようなものだったのか?
しかし、
技術の背景には、それを生み出した
思想、文化が存61『内経』の養生は天地と共に生きる生き方陰陽に従えば生き、逆えば死す
天地宇宙の運行のリズムに従うべし『黄帝内経』は養生の書ではなく、生き方の書。『黄帝内経』は天人合一の思想が信じられていた時代の医学書ひとは宇宙から生まれた宇宙の子である、人と宇宙は一体だ、だから天地の法則に順うべき
↓人は宇宙の子である『内経』の養生は天地と共に生きる生き方陰陽に従えば生き、逆え62人は宇宙の子である「人と天地相参じ、日月と相応ずるなり。」(『霊枢』歳露論)「それ、人は地に生まれ、命を天に懸く。天地気を合する、これを命(なづけ)て人という。人よく四時に応ずる者は、天地これが父母となる」(『素問』宝命全形論)「人に四経十二従有りとは,何の謂いぞや。岐伯こたえて曰く、四経は四時に応じ、十二従は十二月に応じ、十二月は十二脉に応ず」(『素問』陰陽別論)「経脉十二は、以って十二月に応ず」(『霊枢』五乱)人は宇宙の子である「人と天地相参じ、日月と相応ずるなり。」(63「人の天道に合するや、内に五蔵有り、以って五音、五色、五時、五味、五位に応ずるなり。外に六府有り、以って六律に応じ、六律は陰陽諸経を建てて之を十二月、十二辰、十二節、十二経水、十二時、十二経脉に合する者なり。此れ五蔵六府の天道に応ずるゆえんなり。」(『霊枢』経別)「天は六六の節を以ってし、以って一歳を成し,人は九九を以って制会し、計(かぞ)うるに人また三百六十五節有りて、以って天地をなして、久し」(『素問』六節蔵象論)「ゆえに天を陽となし、地を陰となし、腰以上を天となし、腰以下を地となす」(『霊枢』経水)「人の天道に合するや、内に五蔵有り、以って五音、五色、五時、64「清陽は天に上り、濁陰は地に帰す。是れ故に天地の動静、神明之を綱紀と為す。故に能く以て生長収蔵し、終わりて復び始まる。惟(ただ)、賢人は上は天に配して以て頭を養い、下は地に象(かたどり)りて以て足を養い、中は人事に傍(なら)いて以て五蔵を養う」(『素問』陰陽応象大論)「清陽は天に上り、濁陰は地に帰す。是れ故に天地の動静、神明之65「故に清陽は天と為り、濁陰は地と為る。地気は上りて雲と為り、天気は下りて雨と為る。雨は地気より出で、雲は天気より出づ。故に清陽は上竅より出で、濁陰は下竅より出づ。清陽は腠理に発し、濁陰は五蔵に走る。清陽は四支を実し、濁陰は六府に帰す」(『素問』陰陽応象大論)「故に清陽は天と為り、濁陰は地と為る。地気は上りて雲と為り、66『黄帝内経』は全書で宇宙を語っている「二十数年来、常々私は『内経』の体系と方法について考え、読者に簡明な綱領を与えたいと希望してきた。現在では明確にそれを悟っている。すなわち、『内経』の体系は天人相応の体系であると」
(現代の中医師、趙洪鈞)
「内経全書は、みな天を言う」(中華民国の医師、惲鉄樵(うんてっしょう)『群経見智録』)『黄帝内経』は全書で宇宙を語っている「二十数年来、常々私は67中国知識人の養生術への傾き中国の知識人は政治の波に翻弄されてきたその思想は、天地と共に生き、人民の幸福を願って国家の運営に身命を捧げる次元から、個人として安全な人生、個的な生存の技法を追及する次元へと、小さくなっていった→
自分独りの身を守るための養生論が流行↑江戸時代に貝原益軒が書いた『養生訓』の価値は高いが、それがベストセラーになった背景には、武士が天下国家を論じる地平から己の身一つへと、小さくなっていった意識の縮小がある中国知識人の養生術への傾き中国の知識人は政治の波に翻弄されて68西洋でも古代・中世は宇宙論医学だった『黄帝内経』は宇宙論的な医療の一つエジプト、メソポタミア、インド、ギリシャなど世界のどの地域にも生まれた西洋の古代・中世の医療と比較すると、宇宙と身体とは一体だとする点では同じである「生き方は天地宇宙が与えている」は、世界共通の認識健康や病気は生き方と深くリンクしている。ひとの生き方は宇宙や地球の運命の理解と結び付いていること、生き方は天地宇宙から与えられているという認識は、世界中の人々が持ってきた西洋でも古代・中世は宇宙論医学だった『黄帝内経』は宇宙論的な69マクロコスモスとミクロコスモス原始時代、圧倒的な自然の中で、人々は宇宙と人間との繋がりを信じ、天体の運行や四季の移ろい、天災などから知恵や啓示を得て生きていた『黄帝内経』に貫かれている天人合一思想は、人類の原始的感覚を継承している古代ギリシャやローマ帝国の哲学、医学も、原始的感覚を引き継ぎながら洗練させ、マクロコスモス(大宇宙)とミクロコスモス(人体という小宇宙)は関連しているという言い方をしていた。マクロコスモスとミクロコスモス原始時代、圧倒的な自然の中で、70古代ギリシャの宇宙論的4体液説古代ギリシャ医学の4体液説は宇宙論だったエンペドクレス(紀元前490年ごろ~紀元前430年ごろ)が、宇宙は土、水、空気、火の4元素から成り、この世のすべてのものは、そのうち2元素の組み合わせでできる温(熱)、冷(寒)、乾、湿の4つの性質に分類されると考えた温は火と空気、冷は水と土、乾は土と火、そして湿は空気と水から成り、配分の度合いで強弱の性質がある。4元素の組み合わせと配分の度合いの違いから、あらゆる存在の特質や気質を説明した古代ギリシャの宇宙論的4体液説古代ギリシャ医学の4体液説は宇71ヒポクラテス派はこの理論を応用し、空気、火、水、土の4元素を血液、胆汁、粘液、黒胆汁の4体液に対応させた。人間の気質はどの体液が支配しているかによって、多血質、胆汁質、粘液質、黒胆汁質の4つに分類されると考えた。多血質は温と湿の組み合わせ、胆汁質は温と乾、粘液質は冷と湿で、黒胆汁質は冷と乾の組み合わせとなる。4元素は臓器、季節、惑星などとも対応している。天体を構成する惑星も4元素からなり、その存在の仕方と運行の位置は、ひとの諸器官や体液バランスに影響すると考えた。→中国医学の五行の色体観、寒熱燥湿の病因論と類似ヒポクラテス派はこの理論を応用し、空気、火、水、土の4元素を724体液説の宇宙連関4体液説の宇宙連関73中世キリスト教も古代医学を取り入れた治療とはアンバランスを回復することという、中国古代医学と同じ類型の医学が誕生健康とは宇宙全体と呼応する体液のバランスがとれていること病気とはそのアンバランスこの医学は、ローマ時代にガレノス(129年ごろ~200年ごろ)が体系化し、中世のキリスト教世界に受け入れられる。キリスト教は、アダムとイヴが楽園を追放されたので、人間は原罪を背負い、病苦、貧困、死を与えられたと説いた。教会でのミサを通して祈りを捧げ、懺悔することが薬と考える祈りと瞑想の文化であったが、キリスト教の思想に適合す
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